卵巣癌の種類と特徴
卵巣癌は、自覚症状が現われにくい癌として知られており、異常に気づいて病院に行ったときにはすでに転移が広がっていた――ということが少なくないといいます。
卵巣癌で最も多いのは、卵巣表皮にできる上皮性卵巣癌で、卵巣癌のおよそ9割を占めています。
次に多いのが、卵巣胚細胞腫瘍で、これは卵巣の中の“卵子のもと”である胚細胞に癌ができるというものです。
卵巣胚細胞腫瘍は、10〜20歳代の若い女性に多く、卵巣の片側のみに見つかる場合がほとんどです。
ところで、卵巣癌は、自分の家系に卵巣癌の人がいる場合、その人も卵巣癌にかかるリスク(危険)が高くなることが知られています。
卵巣癌の早期発見のためには、定期的な検診が不可欠です。卵巣癌検診は超音波検査で行い、卵巣に異常が認められた場合は血液で腫瘍マーカーを調べます。
最低2年に1回は卵巣癌の検診を受けることが望ましいといわれています。