末期癌(がん)食事法・食事療法について

末期癌(がん)食事法・食事療法について

オランダで普及するモアマン抗ガン食事療法について

 

詳しく解説しているページがあるので取り上げさせてもらいます。

 

 

 

 

食事を中心に食物繊維・ビタミン・ミネラルを適切にとりとり、オランダで末期がんを含めて高い治癒実績を残してきているのがモアマンの抗ガン食事療法です。

 

オランダの医者コーネルス モアマン(1893-1988)は、50年間モアマンの抗ガン食事療法普及に関しオランダの医学会や政府関係者と争い、最終的にオランダ保健省にモアマンの抗ガン食事療法の認めさせた不屈の人です。

 

欧米各国、米国や日本でもそうですが、進行ガン・末期ガン含めて顕著な治癒実績があっても、医学会中心に代替療法や食事療法についての執拗なまでの妨害や反対がみられます。モアマンは多忙な医者として抗ガン食事療法の実践を続け現役の94歳の時に当局から認可を勝ち取りました。

 

ガンからの生還者は1万人を超え、薬を使わないため副作用もなく、食事療法も分かりやすく、自分でもある程度実践できるところも優れています。又、免疫療法や他の外科手術との併用も行なわれています。

 

 

■食事療法の概要
モアマンはガンの原因は代謝不全からきており、誤った食事とそれによる悪い代謝がガンを引き起こしているとみています。

 

モアマン食事療法は次の2つ基本的な要素から成り立っています。
(1)ビタミン・ミネラル豊富で肉無しの高食物繊維食
  新鮮・有機野菜果物・野菜ジュース・野菜スープ・あらゆる全粒穀物・
  全粒粉パン・乳製品少々・添加物のない自然の調味料・乾燥グリーンピース・
(2)8種類の物質
  クエン酸・ヨウ素・鉄・硫黄・ビタミンA・ビタミンB複合体・ビタミンC・ビタミンE

 

モアマンの食事療法は、他の食事療法と多少異なり、若干の脂肪・乳製品・卵黄
の摂取もみとめています。

 

モアマン食事療法で禁止されている食品
肉・魚・貝・動物性脂肪・脂肪と塩分の多いチーズ・卵白・アルコール飲料・コーヒー・カフェインを含むティー・ココア・熱処理された食用油・ショートニング・マーガリン・ジャガイモ・豆類・白砂糖・甘味料・ケーキ・チョコレート・ソーダ・ケチャップ・精白小麦粉とその加工品や菓子、人工着色料や保存料等の添加物を含む食品

 

 

■8種類の物質
ビタミンA: 
抗ガン物質でガン患者は血液中にビタミンAが不足していることが多い。ベータカロチンは体内でビタミンAに変化。ビタミンAは発ガン物質の酵素活性を阻止、又ビタミンAは腫瘍の成長を遅らせる。

 

ビタミンB複合体:
ビタミンB複合体は、ガンを起こす化学物質の解毒、免疫系の活性化、酸素代謝の維持を行なう。B1は炭水化物の代謝に不可欠、ビタミンB2は細胞の呼吸、ビタミンB3はガンを起こす汚染物質の解毒、ビタミンB6はタンパク質の代謝を円滑化。

 

ビタミンC(アスコルビン酸):
ガン細胞を破壊し免疫力を上げる、ガン細胞の拡散・転移を難しくする。

 

ビタミンE:
ガン細胞を正常に戻し、正常にならない細胞の成長を阻止、ビタミンE,A,C、セレニウムは細胞が酸素と好ましくない反応をするのを阻止(抗酸化作用)。
活性酸素を食い止めDNAを傷つける異常細胞の増殖を防ぐ。

 

クエン酸:
モアマン食事療法で重視されているレモンにクエン酸が多い。クエン酸は体の組織から水を吸い取り血液の粘性を下げ細胞の発酵を未然に防ぐ。レモンはビタミンPとして知られるシトリンも含む。シトリンは最も細い毛細血管においてすら血液の流れを良くする。

 

ヨウ素:
ヨウ素はチロキシンという代謝を支配するホルモン生産の甲状腺調整。チロキシンはグルコースを燃焼させ細胞が酸素を吸収するのを助ける。

 

鉄:
ガン患者はほとんどが貧血で鉄不足でもある。

 

硫黄:
硫黄は毒性のある物質の除去を助け、細胞のエネルギーを生産しているミトコンドリアの燃料として働く。ブロッコリー・カリフラワー・キャベツに硫黄が多い。

 

 

■日本の食事療法との共通事例
モアマン食事療法は日本で類似ものを捜すと、お茶の水クリニックの森下敬一医師の食事療法に大筋では共通するところがかなりあります。

 

主な共通点は、全粒粉・高ビタミン・ミネラル補給であり、代謝を良くし、自然治癒力を高める点です。

 

個々の食品ではかなり異なりますが、モアマン食事療法も森下式食事療法もいずれも何十年にもわたり顕著な治癒実績をガンだけでなく、残してきているところに共通点があります。

 

食べ物の種類に神経質になるよりも、全粒粉・高ビタミン・ミネラルを自然に食事から取り入れる知識と実践が大事になってきます。

 

引用元